12月4日(木)から6日(土)にかけて、JNTO主催のMICE招請事業として、世界的なPCOである Kenes、MCI、ICS など4社の担当者を千葉にお招きし、エリアの魅力を体感いただくインスペクションツアーを実施しました。また、JNTO海外事務所の方々にもご参加いただき、千葉のMICE環境をご紹介する貴重な機会となりました。
　ツアーは、静かな庭園美に包まれた 見浜園からスタートしました。千葉県全体の特徴や支援の取り組みをご紹介した後、呈茶体験をお楽しみいただきました。伝統文化に触れていただくことで、地域らしさを感じられるプログラムの可能性に強く関心を示されていました。
続いて、幕張エリアのMICE施設を巡りました。特に印象的だったのは、ホテルニューオータニ幕張の客室から富士山が鮮やかに望めたことです。参加者の皆さまからは思わず歓声が上がり、海外からの主催者ならではの視点で「富士山が見えることをもっとPRすべき」というコメントもいただきました。
また、幕張メッセとTKP東京ベイ幕張ホールなど、近接した複数の施設を組み合わせることで、様々な会議に対してフレキシブルに活用できる点にも大きな関心が寄せられました。宿泊施設が徒歩圏内に充実していること、そして成田空港・羽田空港の双方からアクセスが良いことも、参加者から高く評価されたポイントです。
　最終日の6日(土)に訪れたかずさアカデミアパークと佐原は、JNTO海外事務所スタッフも初めての訪問で、新しい千葉の魅力を知っていただく良い機会となりました。
かずさアカデミアパークでは、豊かな自然に囲まれた落ち着きある環境と、美しい建築デザインが調和した先進的な施設群をご覧いただきました。
　一方の佐原では、「小江戸」と呼ばれる歴史的街並みが醸し出す情緒と、地域の食材を活かした料理、特にかずさ牛や千葉のご当地食を通じて、千葉の奥深い魅力を感じていただけました。
同行した私たち自身も、改めて県内各地に潜む多彩な魅力とポテンシャルを再認識する視察となりました。今回の招請事業を通じて、千葉はまだ十分に知られていない一面を持ちながらも、実際に訪れていただくことでその価値を実感していただける地域であることが明確になりました。引き続き、より多くの人々に千葉の魅力を知っていただけるよう、積極的にPR活動を進めてまいります。