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第26回JNTOインバウンド旅行振興フォーラム


第26回JNTOインバウンド旅行振興フォーラム

4年ぶりにリアル開催 JNTO海外事務所長・海外事務所設置準備室長が集結

 今回で第26回目の開催となるJNTOインバウンド旅行振興フォーラムが、令和5年9月6日(水)・7日(木)の2日間に渡り、セルリアンタワー東急ホテルを会場にJNTO賛助団体・会員企業等約500団体向けに実施され、当財団も参加しました。
 本フォーラムでは、JNTO海外事務所長による最新の市場動向やJNTO本部によるテーマ別取り組み状況などを紹介する講演会をメインに、市場・テーマごとの個別相談会や、参加者同士のネットワーキングを加速する交流会などが実施され、200団体・約600名が参加し、インバウンドに取り組む方々の熱気を直に感じることとなりました。
 各市場共通の話題としては、昨年10月の国の水際対策緩和以降は、どの市場も回復基調にあるものの、日本側の圧倒的な「人手不足」により、現地旅行会社のリクエストに応じきれない状況が続いているとの指摘や、航空会社、宿泊施設等も、コロナの影響で大型団体の受け入れ対応が厳しくなっているため、大人数を受入れできる便や施設の情報を求める声がありました。

 当財団がインセンティブ旅行の主なターゲット地域のひとつとしている、台湾の日本台湾交流協会台北事務所によると、今年1月から6月の海外渡航者約490万人のうち、36%が日本を訪問しており、日本のシェアが最も高く、リピーター率も9割。訪日旅行は個人旅行者が牽引しており、団体ツアーは低迷しているが、高所得者向けツアー、インセンティブ旅行は好調とのこと。インセンティブ旅行に関しては補助と支援が求められるが、お出迎えやノベルティー、おもてなしの需要があると言います。
 なお、コロナを経ての久しぶりの訪日になるため、今は大都市人気が高く、次は、地方で体験をしたいと考えており、具体例としてはお祭りや花火大会、アニメ・映画などの聖地巡礼といった特別感や限定性のあるコンテンツをあげ、今この場でしか出会えないものに興味が高く、50代以上の高所得層については知的好奇心のあるストーリー性を重視するとコメントし、文豪の定宿や観光列車など、背景のあるストーリーや上質な体験をアピールすることを提案されました。
 また、タイのバンコク事務所からは、コロナ以降はインセンティブ旅行に注力している現地旅行会社が増え、訪問先もバリエーションが出てきたこと。情報源はFace Bookが1番多く、You Tube利用者も増加していることなどの話がありました。
 当財団では、引き続き各国の情報等を入手し、千葉での開催に結び付けるよう積極的に国内外で誘致活動を実施してまいります。